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机に関して

写真をクリックすると大きくなります


1.次の点に留意しました

1) 部屋の幅を有効に使える事。
2) 大量収納可能な事。
3) 安い本棚を買って棚板がたわむ事が多かったので丈夫に作る。
4) 机の奥行きは600mmとする。
   (大人が手を伸ばしてちょうど600mmぐらい)
5) 机の横幅は極力長く。
6) 周囲の棚はオフセットしてなおかつ斜めにする事で圧迫感を無くす。
7) 色は薄い色、木質感を出して部屋を明るくナチュラルに。
8) 将来分解可能な様に接着剤、釘は利用しないでビスで行なう。
この結果、写真の様になりました。

2. 材料

最初は普通の木を使い、加工する予定でしたが
  将来、反ってきたりしないように乾燥した良い木を良い加工法で作る必要がある。
  当然、価格も高くなり購入できる金額では無い。
  溝堀、ほぞ組など作業が困難になる。
  外から見える所の木が組み合わさった所の処置が必要で複雑さが増す。
  本は読んで勉強したんですが今回の作品にどう使用したら良いか謎でした。
  結局、素直にあきらめてしまいました。

次にベニヤを利用して製作する事を考えましたが
  寸法的に天板として使用するには短く継ぎ目の処理が難しそうで強度も落ちる。
  縁テープ処理は安い家具に多用されているのであまり好きでなかった。
  結局、この案も断念しました。

次に、集成板の存在を知り、
  それを利用する事と致しましたが16mm厚のもので定尺物しかみつけられず、
  天板として使用するには弱く感じました。
  DIYショップを離れて電話帳で調べた木材商を図面片手に訪ね歩き、大手の材木商で
  「好きな寸法、厚みで集成した物を届けてあげるよ!!」と言って頂きました。
  そこで、集成材と言っても木の種類が多数ある事を知り、ホームページでの質問と
  なったわけです。
  結果的には 約6円/cm3のゴム材と約12円/cm3の桜材を天板に、
  利用する事としました。
  しかし、材木商は入りにくいですねえ・・話をしてみると皆さん良い方で相談にも色々
  乗って頂けるんですが、初めての日曜大工の方にはつらいかもしれません。

3. 机の説明

この机は 3本足で設置面のみ広めにしています。
設置部分の周囲は長方形の板の短辺を丸くジクソーで切り、
サンダーで丸く仕上げた上周辺にルータで模様を付けています。
脚との接合は 設置板の裏からビス3本で止めています。
脚3本はお互いに2枚の板で裏側が固定されています。
その板2枚はそれぞれビス2本で脚と固定されています。
強度確保の為に脚及び天板は40mm厚、
その他は25mm厚として単純化を図っています。
本来でしたら斜めの板を渡す、あるいは三角形の板で角の補強をすべきかもしれませんが
板厚が十分にあるので割愛しました。
又、両側は壁ですので大きく変形する事も無いと考えました。

天板は脚の上に植えられたダボにはまる形で安定します。
ドリル加工に伴うダボのずれ(製作誤差)を考慮して天板部のダボ下穴はダボ8mmに対
して10mmとしましたがちょっと余裕を見過ぎました。
9mmのダボ穴で十分でありました。

上部の棚側面板はすべてダボ6mmで天板と接続されています。
製作誤差から若干の隙間が見えますが、愛敬で許してもらっています。
棚の側面板同士は 棚の天板でビス固定されていると共に中央部の棚板を挟み付ける形で
ビス固定されています。
ビスの頭は 最初盲栓で隠そうと考えましたが、370円でコルク板を見付けましたので
それを利用して隠しています。(良い考えでしょ?)
左側のレターボックスは引き出しの予定でしたが、
妻のアイディアでこんな風にしました。
たくさん入るし外から見えるし、良いですよ。
重量的には相当重い物となっています。
コンクリート住宅だからこそ許される贅沢かもしれません。
150Kgぐらいあるかも・・後追いされる方は十分注意して下さい。
仕上げはオイルフィニッシュで仕上げました。
ニスに比べてむらなく簡単に濡れるので使いやすかったです。

4. 失敗

1)天板の裏に余計な穴を空けてしまった。
2)棚板の横幅にむらがある。
3)左側の棚板がやけに狭い物になってしまった。
4)レターケースについて
  一個780円の特価品ですが机を作っている途中で念のため寸法を測って
  みると前側の横幅と奥側の横幅が5mm違いました。
  ちょうどの寸法で製作していたので困ってしまい左側棚の中央部の板の
  ダボ穴をセンターからずらして対応しました。
  寸法は念には念を入れて測らなければならないという事です。

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