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吉山さんのプロフィール

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1.吉山さん本人の紹介

機械系(塑性加工(缶、チューブ)専門)の学校を卒業後、コンビナートで断熱業に
従事、転職後、火力発電所の保守業務を経て現在、省エネルギーコンサル業務に
従事する(エネルギー管理士、環境監査員補 電気設備施工管理技師等・・)
40才、2児の父と女房からは言われている。「あんたの子よ!!」
日曜大工は中学の工作以来久しぶり、機械加工はちょくちょくやっていた。
(旋盤とか、溶接機とか、鉄(金属)を相手にするもの)
その他の趣味は

1) 神戸の灘に住んでいる関係で?大酒のみ、お酒の通信教育受講済み。
  *お医者さんから中性脂肪と肝硬変の可能性を指摘されている。_(^^;)ゞ

2) 知り合いのおもちゃを集めて「おもちゃのお医者さん」と自称している。

3) オートバイ (今はBMW100RS(10年選手))
  震災の時は活躍して家族も暖かい目で見てくれたが、最近は冷たい視線を感じる。
  色々忙しくてツーリングは行けていない。

4) カメラ
  写真を撮っているのか機械を集めているのか最近分からなくなってきた。

5) パソコン
  学校の卒業研究時にデータ解析用に作ったTK16(知ってる人は知ってる)
  BMJr.これはわからないだろうなあ・・日立製
  PC8001、PC−100、その他中古購入は色々・・
  自作機 (ペンティアム100)
  最近マザーボードが焼損したので作り直した。
  自作機(ペンティアムU 400MHz+クロックアップ)

2. 日曜大工を始めるきっかけ

長女が小学校2年生となり、そろそろ学習机と部屋が必要となってきた。
一般に売られている「学習机」と称する物を検討したが、次の点で除外した。

1)子供部屋に予定していた倉庫部屋が狭く、使い勝手が悪い。
2) 小細工が多すぎ、家具は数世代に渡って使うのが本当と考えている自分の考えに反する。
3)作りが安っぽい割に価格が高い。

そこでまず考えたのは、リフォーム専門会社に依頼する方法でした。
私の家は昭和30年頃に作られた鉄筋コンクリートの建物で建築した竹中工務店
「いまや超大会社ですが」もあまり強度に自信が無かったと見えて、壁厚20cm
の壁だけで支えられている要塞みたいな建物です。
その当時は温度、湿度が重要視されていなかった様で壁は下記の様になっています。
他の部屋で壁紙業者に依頼して直接壁紙を貼った部分もあるのですが、湿気に強い
糊を使ってもらったにもかかわらず所々剥げてきています。
そこで、今回は板を貼ってから壁紙を貼る事としました。

見積もりを取る前に新聞等のチラシ、店頭チラシを集めてみて予算を算出して見ました。
こんな感じになりました。
1) 壁加工 40万円 (30m2ぐらい、壁紙含む)
2)床フローリング 5万円 (9m2ぐらい)
3) 注文家具(机) 40万円 (類似品から推察)
4)カーテン等 10万円 (レース含む、金具含む 窓2個所)
5)照明 5万円 (洋風シーリング、ローゼット取付加工含む)
合計 約100万円
積もりをお願いしていないので正確かどうかは不明ですが「え〜」という金額に
なりました。(実はもっと安いのでしょうか?)

さて、これを「日曜大工」で考えますと、
1)動工具 15万円 (DIYショップの特価品)
2)材料費 30万円 (主として木です)
3)消耗品、等   5万円 (ネジとか細かい木とか)
合計 約 50万円
この結果を奥様に示し、快諾頂きました。
「しめしめ、うまいこと騙されよったわい、これで日曜大工が出来る」

3. 日曜大工を始めるにあたって

なにせ、金額が金額です。
もし、失敗や挫折をしようもんなら死ぬまでねちねちと文句を言われつづける事でしょう。
プロの大工さんも失敗は許されないのでしょうが、私もそうです。
なにせ、出資者であり顧客である妻がずっと一緒にいるのですから。
他の趣味にも大きな影響を及ぼしますし父親の権威が失墜します。

そこで、まずは勉強です。
日曜大工の本を買いました。
1) 扶桑社「住まいの設計」
    大改装用で日曜大工には?
2) PW通信社「住まいの手入れ」
    フローリングは写真入りで参考になりました。
    素人向けで有難かったです。
3) マガジンハウス「クロワッサン家庭科」
    説明は簡単ですが、リサイクル意識が強く
    日曜大工をやりたい!!と感じるようになります。
4) 理工学社「木工の基本工作」、「電動工具」、「木工の接合工作」
    工具、加工方法など、非常に良くわかります。
    専門的な所もあるので素人には実現不可能な物もあります。
    まあ、知ってやらないのと知らずにやらないのの差はあるでしょう。
5)共立出版「図解木工入門」
    道具の手入れ方法、使い方、箱物の組み立て方
    参考になりました。

大体想像がついたところで「どんな材料、道具があるかの調査です」
日曜大工の本では問題にしていませんが、「日曜大工」ではプロと違い

1)残材を次の工作に有効に使えるかどうかわからないし保存の場所も無い。
  よってロット数が大きな問題になります。
2)土日しか使えない人間には納期の問題が大きく響く。
  一つの工程の為に、材料がちょっと不足した為に、する事が無くなる。
  使おうと思っている材料がたやすく入手可能かどうか?
3) なるべく良い物を安く使いたい(プロでも同じでしょうが納期を強制されない分
  安く!!という要素を重要視できます)
  注文すると一般的に高い物になりますのでいつでもあるもの、特売品の確認
4)素人はへたくそである。
  へたくそをカバーする方法として、極力出来合いの物を買ってくるか
  プロの手を借りる、誰でもそれなりに加工できる工具を入手する方法があります
  が価格との兼ね合いになります。
  断面凹型の木を作るのに溝彫り機とか、専用のかんなとかを買うよりは
  既製品で代用する、或いは加工を依頼するなど選択肢を知らなければ何とも
  なりません。
5)道具、材料の寸法を知らない。
  一般的な既成サイズの組み合わせで図面を作らないと実現不可能になるので
  たとえば、22mmの板と28mmの板を組み合わせて50mmで作ろうなんて
  してもこれは無理です(私は最初、そんな図面を書いていました)。

私は全くの素人でしたので DIYショップにノートを持っていき、ひどい時は
4時間ぐらい見てまわっていました。
総計では20時間ぐらい勉強させて頂き、最初の実現不可能な案を破っては捨て
破っては捨てで練り上げていき、購入必要な物を選んでいきました。
(店員は何と思っていたかは考えない事にします。)

最終的には次の費用がかかりました。

電動工具等:
      1) ドライバードリル 4000円
         ドリルとして使うには回転数不足、だいぶ苦しんだ。
         ドライバーとして使うにも回転数を落とすとトルクも落ちるので使いにくい
      2) ドリル刃セット 2セット4000円
         (欲しいサイズが無くて買い足した)
      3) ルータ 8000円
         同刃、3種類7000円
      4) 電動丸鋸盤 27000円
         値段に誘われて買ったがブレーキ付丸鋸の方が良かったか?
      5) カンナ 3000円
      6) のみセット 1000円
         (ホーム用セットとかで胡散臭かったが研ぎ直したら良く切れる)
      7) ドリルスタンド 5000円
         ドリルの先端に付けて垂直を始め、好きな角度、深さの設定可能。
      8) サンダー (持っていた)
      9) ジグソー(持っていた)
     10) 作業台 2700円(特価)
     11) 角度設定の出来る鋸板 3000円

木 :17万円 (机用はその内14万円)

床材:1.2万円

壁紙及び道具:30000円

照明 :シーリングライト+ローゼット=10000円

消耗品:50000円ぐらいか?
     塗料+釘+サンドペーパ+接着剤 etc、etc

総合計:約34万円

でも、銀行口座の減り方をみると50万円ぐらい使ってる。
何に使ったかは全く不明、ノートでも付けておくんだったと後悔してます。

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