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去る8月18日(火)に 保護者会主催の研修旅行が実施されました。 今回も大勢の保護者の皆様にご参加を頂きまして有難うございました。 この度の研修旅行のテーマは 〜被災地、陸前高田「奇跡の一本松」と気仙沼「海の幸料理」を楽しむ旅〜 です。 最上ふれあい学園の保護者会では毎年お盆の帰省から学園に戻った翌日に 保護者会主催の研修旅行を実施しております。 この度の研修も復興状況の視察と「東北を応援しよう」というテーマで企画されました。 以下が今回の旅程の概要です。
それでは、この度の研修旅行を順追ってご紹介致します。 |
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17日の帰園した日は、赤倉温泉で親睦を深め、 温泉に浸かり疲れを癒しました。 そして18日は、保護者会の研修旅行です。 みなさん元気にバスに乗車して予定通り赤倉温泉を出発しました。 田坂会長、大沼園長からご挨拶を頂き、バスは目的地の陸前高田を目指します。 しばらくして、渡辺副会長の音頭で乾杯し、車内も一気に和やかムードです。 |
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約3時間ほどバスを走らせると第一の目的地である陸前高田市につきました。 大きな工事現場の一画に道の駅がありました。 駐車場の周囲はベルトコンベアが縦横無尽に走り、山を削った土をコンベアが運び、 街全体の地盤を十数メートルも嵩上げする工事が行われています。 あまりにも大規模で完成後の想像もつきません。 津波体験をした語り部さんがバスに乗車し、震災時の津波の様子や 津波遺構物の解説、工事の概要などを説明して頂きました。 |
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写真左上は、中学校です。 3階建校舎の屋上付近まで津波が達していました。 しかし、この学校では、日頃の訓練の成果が発揮され被害者は1名も無かったそうです。 緊急時の行動を日頃からシュミレーションしておく事が大切なのだそうです。 |
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左上が奇跡の一本松です。 奇跡の松の立つ場所までは徒歩となる為、車窓からの視察でした。 語り部さんが手にする写真は震災前の高田松原と真っ白なビーチだそうです。 約7万本の松の木が茂り陸中海岸国立公園や日本百景にも指定されていた 景勝地であったそうです。 それが津波の直撃を受け、ほとんどの松の木がなぎ倒されて壊滅してしまいました。 しかし、一本の松の木が津波に耐えて、立ったままの状態で残ったことから、 「奇跡の一本松」・「希望の松」などと呼ばれるようになったそうです。 その奇跡の一本松は残念ながら枯れてしまい、現在はレプリカとして保存されています。 |
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元は賑やかなバイパス通りであったそうですが 現在は何もないところに看板だけ立っていました。 「オカモトセルフ」の看板に「津波水位15.1M」とあります。 これほどの巨大な津波が街ごとのみ込んだのでしょう。 下は廃墟となった高層住宅と、新たに高台に建築されたマンション。 |
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旧、道の駅は、バイパス通りに面しており、背後には高田松原があった場所だそうです。 建物内は立ち入り禁止になっていましたが、内部を覗くと、松の木がコンクリートに 突き刺さっています。想像を絶するものでした。 この建物も津波遺構物として保存されるそうです。 |
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こちらにも、津波到達の記録が表示されていました。 また、駐車場内には追悼施設があり、献花しお参りできます。 千羽鶴なども沢山奉納されていました。 「合掌」 |
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さて、被災地の視察も終えて、お昼時間です。 場所を宮城県気仙沼に移動し、気仙沼港の高台に建つ気仙沼プラザホテルにきました。 |
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楽しみにしていた昼食の時間です。 三陸の海の幸と言えば、数々ありますが、やはりフカヒレが有名です。 今回は、豪華にフカヒレの姿煮をご馳走になります。 |
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新鮮なお刺身も美味しかったです。 こんな大きなフカヒレはそうそう滅多に食べられませんからね。 美味しい料理にお酒も頂き、宴もたけなわです。 とても楽しい時間を過ごしました。 |
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昼食を終えて、次に向かったのは 、直ぐ近くにある「気仙沼海の市場」です。 こちらも市場も津波の被害にあいましたが、平成26年春に再開した市場だそうです。 |
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その後に 向かったのは、一ノ関市にある、世嬉の一酒造さんです。 こちらも過去に訪問しお食事もしておりますが、この度は土産品の購入の為立ち寄りました。 |
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ちょっと一休み。 |
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とても雰囲気の良いところです。 歴史的な建物も、震災で被害があったそうですが、現在は綺麗に修復されていました。 |
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売店内では、試飲できたり、蔵の内部にある喫茶コーナーで寛ぐことも出来ます。 利き酒は如何でしたか? |
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平成27年度の保護者会研修旅行もおかげ様で無事に終了いたしました。 お盆や家庭実習で大変お疲れの中、多くの保護者の皆様に ご参加頂きまして本当にありがとうございました。 今後も、利用者の皆さんが暮らす山形や隣県の素晴らしい 自然、歴史、文化を訪ねる研修を企画して参りたいと思います。 この度は多くのご参加本当に有難うございました。 |
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