酒税法改正について 酒の全般にわたって 一番の改正点は、何といっても級別の廃止でしょう。今まであった特級、一級、二級といった品質による分類が廃止され、それに伴って級別間の大幅な税率差が無くなり、税率が一本化されました。 |
※解説(私の独断と偏見に拠るものです。) 級別が廃止になり、税率が一本化したことによって中身の差がそのまま価格の差として示されることになりえたのは誠に喜ばしいことではあります。しかし、問題は、原酒の使用率が 10パーセント以上あればウイスキ ーやブランデーと呼ぶことができるということにあります。 ちなみに、 今までの酒税法では特級は原酒使用 率30パーセント以上、一級は同20%以上27%未満、二級は10%以上17%未満でした。 つまり今までは、5000円の特級ウイスキーには、少なくとも30パー セント以上の原酒が入っていたわけです。しかし、これからは、3750円(今回の価格改定で5000円から3750円になった)のウイスキーにも 同程度の原酒が入っているという保証はないということになります。 まあ、日本のたいへん良心的なメーカーに対してこのような心配は非常に 失礼なことかもしれませんが、お互い夢々、自分の舌の鍛練だけは怠らない ようにしましょう。 (蛇足ながら、欧米では原酒100パーセントのものし か、ウイスキー・ブランデーとは呼べません。) |
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清酒 特級が廃止され、一級と二級だけになりました。また平成4年4月1日からは級別が完全に無くなり、税率も一本化されます。 ※解説(私の独断と偏見に拠るものです。) こうした流れのなかで、今後、日本酒はいままでの特級、一級といった級 別による高級感から、吟醸酒、純米酒、本醸造酒といった醸造法別による本 物指向へと、移っていくことでしょう。(そうあってもらいたい。) 果実酒類 果実酒(ワイン)の製造過程で、糖類を加える時期については、醗酵の開始前又は醗酵の進行中におこなうことと限定されていましたが、この糖類の添加時期の制限が廃止されました。 ※解説(私の独断と偏見に拠るものです。) 糖類を醗酵の開始前、又は醗酵の進行中に加えることは、フランスやドイ ツでもおこなわれていることです。まして日本は高温多湿な風土のため、葡 萄の糖度が上がり難く、アルコール度数を出すために補糖することは避けら れません。 |
しかし、この改正により醗酵後に糖類を加えても良いことになったとする と・・・?メーカーの良心に期待します。
酒税法と消費税法とによる店の商品の価格の付け替え、酒税法の改正による税務署への提出書類の作成等々、頭が混乱することばかり・・・。 春の陽がやさしくきらめく川へ明日にでも、ヤマメ釣りにでも行こうかなぁ。 芭蕉が「奥の細道」の旅に出て、ちょうど今年が300年目。マンズワインが、これを記念して「芭蕉俳諧の旅」紀行記念和飲を限定発売致します。 ワインはマンズハーベストの白ですが、ラベルに芭蕉の句とそれぞれに綺麗な絵が書いてあります。いにしえのみちのくの旅情とマンズワインならではの豊かな味わいをお楽しみください。 | |
なお、芭蕉の句は以下の六つの句です。 ○象潟や雨に西施がねぶの花(蚶満寺) ○五月雨を集めて早し最上川(最上川) ○閑かさや岩にしみ入る蝉の声(立石寺) ○夏草や兵どもが夢の跡(平泉) ○松島や鶴に身を借れほととぎす(松島) ○卯の花をかざしに関の晴れ着かな(白河の関) 発売日:4月17日 アサヒスーパードライ 一口ジョッキプレゼント ジョッキが無くなり次第、終了させて頂きますので、お早めにお求め下さい。 |
サントリーオールド 今、サントリーオールド一本に一個“リッチな晩酌”グラスがついてます。さらに抽選で「和風水割りセット」が当たります。 なお、「和風水割りセット」の応募締切は、平成元年6月16日(当日消印有効)です。 | |